女性の社会進出に伴い幼稚園や保育所の整備が望まれ新設及び増設が急ピッチで進んでいますが、そこに勤務する幼稚園の教諭や保育園の保育士の数が不足する事態が発生しており、医療機関や企業など様々な場所でのたくさんの保育士の募集がされるようになりました。

しかしすぐに用意できるものでもなく、かって保育士や幼稚園で働いていた資格ある人材の発掘作業も各地で進められるようになりました。

保育士は、現在では女性だけでなく男性保育士もおり人気の職業と言われています。保育士の国家資格を取得するまでの流れについて調べてしました。

厚生労働大臣の指定する「指定保育士養成施設」の大学や短大、専門学校に通い、所定の単位を取得し卒業することで保育士資格を取得することが可能です。

また保育士資格養成課程を修了しなくても、毎年1回都道府県知事の実施する保育士試験に合格すれば保育士の資格を取得することもできます。しかしだれでもが受験できるわけではなく規定の受験資格が設けられています。

学部や学科に関係なく大学2年以上在学し、62単位以上既に習得している者、また大学に1年以上2年未満在学し、62単位以上取得済みの者か習得が見込まれる者も含むとしています。さらに学部、学科に関係なく短大卒、またはそれと同等以上を卒業及び卒業見込みの者であれば認めるとしています。

実務経験を問われるところもありますが、児童福祉法により設立された認可施設で原則1日6時間以上働き1カ月に20日以上で2年間働いていることが条件とされます。尚、無認可保育所での実務経験は認められないので、注意が必要です。

子どもを抱えて働けないでいるワーキングマザーが一日でも早く、子供を預けて働けるようになるよう、皆さんの協力が必要です。

一部地域では、保育士の人材確保を図るため保育所支援センターを開設し、資格を持ちながら仕事をしていない人に仕事に就いてもらうべく再就職支援やもう一度保育士として仕事をするにあたり不安のある方へは、研修会を行うよう支援をしています。